どうも、ITエンジニア兼経営者のみりお(@Mirio730)です。
先日『鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された“二度と下がらない”方法』を読んで新しい学びがあったので読者の方にも共有します。
『鋼の自己肯定感』で得られた大きな学び
- 自己肯定感とは「無条件に」自分を愛することである
- 自己肯定感を高めるためには根拠や理由がいらない、つまり、考え方次第(決意次第)で自己肯定感を高めることができる
『鋼の自己肯定感』の注目フレーズ
筆者が定義する自己肯定感について
自己肯定感が高いとは、ありのままの自分を〝無条件で〟受け入れ愛している状態
宮崎直子. 鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された二度と下がらない方法 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.20-21). Kindle 版.
自己肯定感とは、何があっても自分の味方でいること
宮崎直子. 鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された二度と下がらない方法 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.27). Kindle 版.
自己肯定感は上がったり下がったりするものではない。ずっと上がったままにできるものである
宮崎直子. 鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された二度と下がらない方法 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.28-29). Kindle 版.
自己肯定感という言葉って、意味が漠然としていて掴みづらくないでしょうか。
筆者は上述の通り定義しています。
「無条件で」自分を愛することが、この本の一貫したポイントになります。
日本人の自己肯定感の低さ
2017年に国立青少年教育振興機構が、高校生を対象にした調査にこんなデータがある。「自分は価値のある人間だと思う」という問いに84%のアメリカの高校生がイエスと答えたのに対し、イエスと答えた日本の高校生は45%にとどまった
宮崎直子. 鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された二度と下がらない方法 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.75-78). Kindle 版.
他国と比べて日本人の自己肯定感が低いというのは、個人的には割と予想通りな結果です。
理由はわかりませんが、日本人は積極的に自己肯定感を身につけたいものです。
我慢を美徳とする日本人の価値観は古い!
自分を謙り、自分に鞭を打ち、痛めつけて、嫌なことも我慢して、汗と涙、根性で成功をつかむというのは過去の時代だ。自分を大切にし、自分のワクワクドキドキ、パッションを最優先して心から人生を楽しみながら成功をつかむ。これをシリコンバレーの住人の多くが、日本の方々よりも一足お先に実践してきた
宮崎直子. 鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された二度と下がらない方法 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.121-124). Kindle 版.
僕はこれまで「成功するためにはとにかく我慢して努力しなければならない」と当たり前のように思ってきていました。
しかしながらそれはシリコンバレーで最近の成功者をたくさんみてきた著者にとっては古い考えとのことです。
この考え方も、新しくて斬新で好きです。
正直に言えば、全体を通して「無条件で自分を愛する・大事にする・受け入れる」ことの重要性が説かれているので、ひねくれ者の僕は「じゃあ必死に耐えて仕事も勉強もしなくていいじゃん!サボればいいじゃん!」といいたくなります。
結論から言うとそれでもよくて、本当に好きなことに楽しみながら取り組んでいけば良いと言う筆者の主張ですね。
運動習慣も自己肯定感に貢献
シリコンバレーに移り住んで気がついたことの1つは、少なくとも私の周りにいる人たちは、ほぼ全員日常的になんらかの運動を意識的にしているということ。ジョギング、ヨガ、水泳、ハイキング、自転車。マラソン大会やトライアスロンに定期的に出場している友人、知り合いも数多くいる。私がシリコンバレーで最初に勤めた会社の社長さんは、元はコンピュータサイエンスの大学の教授だったのだが、ヨガの効用に気がつき、今ではシリコンバレーでヨガ教室を展開し、自らヨガを教えている。
宮崎直子. 鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された二度と下がらない方法 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.419-423). Kindle 版.
いろんな本で運動習慣の効力が述べられていますが、自己肯定感にも効果的なのですね。
何もできない赤ちゃんに対して抱く愛情を自分に対して抱くべし
この「何もできない」赤ちゃんに対して親や祖父母が無条件で抱く愛情、その愛情を自分に対して抱くのが、本書で定義する自己肯定感だ。それは、テストで100点を取れるからでも、その子がスポーツがよくできるからでも、親の言うことをよく聞くからでもない。なんの条件もなく、ただ目の前の赤ちゃんという「存在」に対する愛おしい気持ちだ。この「存在レベルの愛情」こそ、「ありのままの自分を無条件に受け入れ、愛すること」に他ならない。そこには、良い自分も、悪い自分も含まれる。
宮崎直子. 鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された二度と下がらない方法 (Japanese Edition) (p.48). Kindle 版.
本書では一貫して要するにこう言った主張がなされています。
勉強ができるから、仕事ができるから、話がうまいから、異性にモテるから、優しいから、努力家だから、などの理由があるから自分を愛するのではなく、無条件に愛することができるということ。
それが自己肯定感なのですね。
ここを腹の底から理解できて、かなり僕の心がラクになりました。
なにもできなくたっていいじゃない。僕たちは存在してるだけで尊いんですよ。
自己肯定感を高めるには
誰でも、いつからでも、どこからでも自己肯定感は上げられる。なぜなら、自己肯定感は「決意」だからだ。決意なら、あなたが今15歳でも95歳でも、今すぐすることができるはず。「過去に何があっても、今どんな状態でも、これから何があっても、自分を無条件に受け入れ愛する」と決意すればいい。
宮崎直子. 鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された二度と下がらない方法 (Japanese Edition) (No.2287). Kindle 版.
自己肯定感を高める上で、自分が他者より優れていたり価値がある必要なんてありません。自分の気持ち次第ですね。決意するだけです。
まとめ
「自己肯定感」とはなんなのかをこの本の著者が丁寧に解説してくれています。
端的に言えば「無条件に」自分を愛することです。
これが理解できただけで僕は気が楽になりました。
ご興味のある方はぜひご一読くださいませ。
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