【30代男のアメリカ一人旅・10〜11日目】マイアミでNBA鑑賞して、ナッシュビルへ

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30代男の筆者によるアメリカ周遊一人旅もついに10日を迎えた。

合計24日間滞在する予定なので、まだ旅程全体の折り返しには達していない。「まだ半分以上もある」という事実に少しホッとする。

非日常的な刺激の連続で、この10日間がものすごく濃密だった。

10日前に降り立ったロサンゼルスの出来事は、誇張抜きで3週間前の出来事のように感じる。

そして、10日間、めちゃくちゃ多くのことを学んだ。

ブログや0秒思考を繰り返して「文章を書くこと」が、自分の思考を圧倒的に深めて、種々の体験から学びを抽出していることに気づく。

漫然と旅行していては気付けないことだ。

大体一日一時間程度執筆に充てているが、この積み重ねが将来信じられないほど大きな果実になることを確信している。

読者の方もぜひ、旅行に行った際や、旅行に限らず日常でも、文章を書いてみてほしい。実際に文章を1~2ヶ月書いてみると、書くことでしか得られない「認識力の強化」や「人間的成長」が存在していることに気づくだろう。かけがえのないものだ。

今日は旅行10~11日目の様子を綴っていく。後日余裕がある時に写真などもアップしたいが、記憶が新鮮なうちに取り急ぎ文章で綴る。

 

【アメリカ一人旅10日目・マイアミ】キューバ風の街「リトルハバナ」へ

前回の記事でお伝えしたとおり、マイアミで、すごく気のいい好青年と出会った。

彼は一人でNBAの決勝をマイアミに見にきているとのことで、僕をNBAの決勝観戦に招待してくれた。ものすごく貴重な試合らしい。

NBAの試合の存在も知らずになんとなく筆者はマイアミに訪れていたので、こんな奇跡的なタイミングでマイアミに居合わせられた事実と誘ってくれたことに感謝しつつ、二つ返事で夜に一緒にNBAを見にいくことにした。

決勝の開始が夜の20時ごろで、それまでの時間はお互い暇なので、マイアミにあるリトルハバナという「キューバの都市ハバナ風の街」に出向いた。

キューバは、日本の裏側にあり、文化や生活など何から何までまるで違う様子だが、食事は非常に我々日本人の舌にマッチした。

そして、とにかく陽気。リトルハバナの街にはバーがいくつもあり、大抵のバーからはライブ演奏の音楽が流れ出ていて、人々が平日の夕方から談笑したり、踊ったり、葉巻を吸いながら、自由に満喫している。

キューバの料理も美味しかったが、特に「cuban coffee」というキューバスタイルのコーヒーが美味しかった。

エスプレッソに近いかなり濃いコーヒーに、たくさんの砂糖が混ぜてあり、ほろ苦さと甘さを同時に楽しめる。

量もショットグラス二杯分くらいあり、エスプレッソでは量的な物足りなさを感じる僕も、十分な満足感を得られた。

【アメリカ一人旅10日目・マイアミ】スタジアムでNBA決勝のビデオ観戦パーティ

前述の通り10日目の夜は、NBAの全米決勝戦が行われるとのことで、マイアミで知り合った友人に誘われてKaseya Centerというスタジアムへ出向いた。

Kaseya Centerは普段からNBAのバスケの試合が行われる歴とした会場であるが、この日はマイアミではなく敵側のホーム地(アメリカの西側)で試合が開催されるので、このスタジアムでは巨大スクリーンで映像を流してみんなで観客席から応援する形だ。

NBAの決勝戦を生で見ようと思うと、めちゃくちゃ端っこの席ですら数万円という高額なのだが、ビデオ観戦のためなんと10ドルで入れた。これも、ふらっとたまたまマイアミに居合わせた僕にとって奇跡的だ。もしマイアミで試合だったら、高額すぎていけなかったかもしれない。

また、NBAの決勝戦は先に4勝した方が勝ちというルールで、現状マイアミ1勝、敵チーム3勝という状態で、マイアミからするとあとがない重要な試合であった。さらにここで勝てば、今度はまたマイアミのこの会場で決勝戦が引き続き開催される。

そんな背景もあり、スタジアムは異様な熱気と緊張感に包まれていて、特にマイアミファンではない僕もマイアミの勝利を強く願う気持ちになってきた。

ちなみに、招待してくれた友人はマイアミの熱狂的ファンであり、マイアミを応援するために30万円近いNBAの観戦チケットを買っている男である。彼がマイアミのチームの歴史やメンバーの経歴などを教えてくれたが、その全ての言葉に熱い思いが込められた。

僕は「お金や時間がどれだけかかっても気にすることなく、ここまで一つのことに熱くなれる趣味を持つ」そんな彼に憧れの念を抱いた。

彼はこれまで賢くて紳士的な男だったが、決勝戦が始まった途端に、いい意味で豹変し、雄叫びを上げる獣になった。

こちらの点が入ればシャウトして周りの観客と抱擁し、相手の点が入れば悔しさと悲しさが入り混じった悲痛な表情をする。

日頃はあれだけ誠実で成熟した20代の青年が、こんなに感情にむき出しにするとは。

彼と共に熱い時間を過ごせて、僕は最高に楽しかった。

一生の思い出だ。心からありがとう。

そして、その会場にも、リトルハバナにも、マイアミビーチにも、僕ら以外の日本人は一人たりともいなかった。

おそらく合計3000人近い人間をマイアミの地で見かけたわけだが、観測された日本人は僕ら2人だけ。

それがたまたまバス停で知り合ってここまで仲良くなって数年来の友達のような気持ちになるなんて、泣けるぜ。

これが一人旅の醍醐味だな。

 

【アメリカ一人旅11日目・ナッシュビル】飛行機でマイアミからナッシュビルへ

僕のアメリカ一人旅のマイアミ編が終わり、ラスベガスのタクシー運転手にゴリゴリにオススメされた街「ナッシュビル」へと移動。

ナッシュビルは知る人ぞ知る、スペシャル観光地。

カントリーミュージックの発祥の地であり、テイラースイフトもこの街で歌唱スキルを鍛え上げたとか。ホンキートンクストリート(=「居酒屋通り」みたいな意味らしい)には至る所にバーがあるうえに、各バーからカントリーミュージックが流れていて、人がゆるゆると踊ったりしている。

そして、酒好きの僕にはたまらない、ウイスキーの蒸溜所やビールの醸造所がたくさんある。そういう場所を見にいくもよし、美味しいお酒を堪能するのもよしの街なのだ。

さらにさらに、僕がアメリカでめちゃくちゃ食べたかった南部料理「ガンボ(海鮮シチューみたいなもの)」の有名店もあったり、ホットフライドチキンなどの名物もあり、食文化も大変に楽しめる街である!

歴史あり、食文化あり、お酒ありの、旅人にはたまらない街。アメリカ国内では旅行先として人気のようで、アメリカ人観光客と思しきひとも多い。

 

そんなナッシュビルに到着し、ナッシュビル国際空港からlyftでAirbnbの宿に向かった。この宿の中に入った瞬間、5つ星ホテルかと思うほどの綺麗さと設備。いや、キッチンや洗濯機があることを考えると5つ星ホテル以上かもしれない。気分は最高潮。

宿に着いたらすぐに街に出かけてガンボを食べた。ガンボ、めちゃくちゃうまい。シーフードの出汁がしっかり染みついていて、なおかつスパイシーさも強烈なシチューって感じ。家で作りたいけど、これは材料や技術などの観点で簡単にはつくれそうにないな。

その後、夜に差し掛かった街をうろついて、バーに出たり入ったりしながらライブ演奏のカントリーミュージックを聴いて、たくさんの訪問客とともに悦に浸った。

 

しかし、昨日までマイアミで知り合った青年と共にかなり楽しく過ごしたせいか、ふいにさみしくなる。

周りは全員、仲間連れだ。一人でバーに遊びに来るのは奇人変人だ、と言われているような気がしてしまうくらい、一人客はいない。

 

僕はこれまでのアメリカ滞在10日間で「一人旅は、現地で仲間を作ることが醍醐味である」ということ学んできている。

その学びに従って仲間を作りたいが、英語力的にまだ現地人と仲良くなりきる自信はなく、できれば日本人か少なくともアジア人がいいなと思い、街中をキョロキョロ見回していた。

しかし、アジア人が本当にひとっ子一人いないのだ。アジアからわざわざナッシュビルまで来ないのか。。街自体はいい意味で狂っていて最高なんだけど。。

アジア人がいない事実に気づけば気づくほど、ひとりでいることの寂しさが際立つ。

もう今日は帰って明日出直そう・・

 

ただ、この気分のまま、手ぶらで帰るのも負けた気がしたので、ナッシュビルで超有名な「Hattie B’s 」のホットフライドチキンバーガーを手に入れて、ビールも買って帰って部屋で満喫した。

部屋にフライドチキンの匂いが充満したものの、かなりスパイシーで美味しかった。注文時にスパイシーランクをmediumにしたが、辛いものが少し好きな僕には、やや物足りなかった。もう少し辛いレベルを選択してもいいかも。

 

ではでは。

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