今日から自分の文章力のために、コボちゃん作文をやっていこうと思う。
前置きが長いと自分の作文習慣が続かないのでサクサクいくぞ。
では始める。
コボちゃんは幼稚園で、他の園児や先生とお絵描きの時間を過ごしている。
先生が園児たちにお題を出す。手元にある10本近くのクレヨンを全て使って絵を描いてみましょうというお題だ。
予想外のお題に子供達は案外苦戦して、友達同士で相談し始めた。
それをみかねた先生も園児にアドバイスをするが、その様子に見向きもせずコボちゃんは一人黙々と筆を走らせていた。
コボちゃんが悩むこともなく絵を描く様子に周りの園児たちも気づいて、何を描いているかとざわつき、コボちゃんの元へ集まる。
そこで周りの園児は、コボちゃんの描いている絵を見て、コボちゃんの臨機応変さに思わずうなる。
コボちゃんが書いていたのは『10本近くあるクレヨンのそのものの絵』であった。
コボちゃん作文は以上だ。
実際の漫画を載せておこう。
(引用元: 40周年記念-コボちゃん傑作選 (単行本) 植田 まさし)
さて、感想戦といこうか。
まずコボちゃん作文に初めて取り組んでみて、文章力向上を目論みはじめたばかりの僕に取って、難易度が非常に程よいと感じた。
おそらく小学生でも難なくこなえるトレーニングだろう。僕も、小学生レベルとは流石に言わないが、文章力への自信が皆無なので、このくらいがすごくちょうどいい。
そして、普段みつけてもさらっと読み流してしまうコボちゃんの漫画をしっかり読むことがすごく楽しいし、自分の言葉で表現する行為も非常に快感を感じる。
著名人がこの文章トレーニングを絶賛しているので、このまま続けていけば文章が上手くなると確信めいたものを抱きながら取り組める点が、楽しさに拍車をかけているとも思える。
せっかくなので、要約して終わりではなく、このコボちゃんの話に対する感想も、書き綴ってみようと思う。
発想力のある人間や機転の効く人間は、どの場に行っても一目置かれると思う。
おそらく幼稚園児のコボちゃんも、先生のちょっと捻ったお絵描きのお題に対して、ハッとするような機転の効いた対応を取った。
そして、機転が効いてるのに、周りに自分のアイディアを吹聴するでもなく、地道に作業に取り組む様は、みてて嫌な気持ちがしない。
機転が効いていても、それを自分自身が自覚して得意げになっている人を見たら、少し可愛げがなくて、素直にすごいと言えない気分になるのは僕だけだろうか。
もしコボちゃんのそんな姿が描かれていたら、読者もそっと離れていってここまで有名漫画にはなっていないだろうな。
機転が効いているのに、調子に乗らないコボちゃんには、周りの園児も集まってきている。
少し大袈裟だが、人が集まる人間、すなわち人望のある人間というところを目指したい大人は、見習えるところがあるかもしれないね。
感想はそんなところかな。
コボちゃんの要約と感想を描いてみて、自分の文章に対して思うのは、自分は文章を綺麗に描こうとしすぎて、ハートが伝わってこない感じになってるかも。
上手い文章より、人の心を打てる文章を書きたい。
もっとそこら辺を意識して次回に臨みます。
では!
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