勉強や仕事、ひいては人生で成果を残して、成功したいという方は多いでしょう。
では、成果を残したり、成功することの定義はなんでしょう?
どういう状態になれば成果を残した、成功した、と言えるのでしょうか?
前提として、成果を残したり、成功したりしたければ『周りの人間よりも』秀でなければならないです。周りの人間よりも優れた状態を目指す必要があります。
大谷翔平だって、周りの人間が普通に180kmの球を投げていて、2打席に1回ホームランを打つことが当たり前の世界であれば、全く成功者扱いされないです。
周りの人間と比べて、秀でていることが非常にポイント。
ではどうすれば周りの人間と比べて秀でることができるでしょうか。
周りの人間がやっていないこと、取り組んでいないことに、重点的に取り組むしかないです。
他の人がやっていないことをするから、他の人とは違う成果を出せるわけです。
でも、闇雲に他の人と違う行為に打ち込んではいけません。正しい方向にアクションを取るべきです。
「毎日5時間壁を見つめる」という行為は、他の人がやってないアクションですが、それを繰り返しても得られるものは皆無でしょう。
この記事では、その「周りの人間がやっていないこと」として「アウトプット」を挙げます。
周りの人間の多くが、本やテレビやインターネットからの『インプット』に膨大な時間をかけて取り組んでいます。
数学の教科書を読んだり、プログラミングの本を読んだり、Netflixを見たり、ずっとインプットしています。
そこであえて『アウトプット』に着目し、重点的に取り組むことで、周りの人間の追随を許さない成功者という存在になれます。
僕は、偏差値73の、関西にある某国立大学某学部に合格し、現在は会社を起業して年間数千万稼いでいます。
勉強でも、仕事でも、上位1%の成果を出していて、成功者の部類に入っている自負があります。
その僕がこれまでの人生で確立してきた『最速で物事を習得していくプロセス』=『インプット以上にアウトプットすること』の重要性を本記事でご紹介したいと思います。
なお、このブログは特に利益を追い求めていない、僕の備忘録や思考整理を兼ねた個人ブログです。
検索で上位表示させるために、無駄な文章をいれまくったり、当たり障りのない万人受けする内容にするつもりはないです。
インプットとは?アウトプットとは?
今更説明する必要もないかもしれないですが、インプットとアウトプットの説明を他のサイトから引用します。
インプットとは、日本語で「入力」という意味があり、新しい情報やスキルを身に付けることです。
たとえば、資格試験の勉強で、テキストに記載されている知識をインプットしたり、実技試験の動作を学習したりする際に用いられます。
また、社会人になっても、営業の仕方やプレゼンテーションのトークなどをインプットする場面が多くあります。
インプットを正確におこなわないと、間違った情報や知識を吸収してしまうだけでなく、仕事でのミスにもつながります。
一方で、アウトプットは、「出力」という意味で、インプットで身に付けた情報や動作を活かすことを指します。
インプットの例に加えると、テキストで学んだことを模擬試験や本試験で発揮することが、アウトプットに該当します。
同様に、ビジネスシーンでも、顧客先との商談でトーク力を発揮したり、マニュアルで学習した知識を仕事に活かせるように、さまざまな場面でアウトプットが求められます。
このように、インプットで知識や情報を吸収したあとに、アウトプットをおこないます。
アウトプットは記憶に定着させることが目的であり、反復的に実施する必要があります。
引用元: https://go.chatwork.com/ja/column/business_chat/business-chat-191.html
僕の理解では、
インプットはなにかを読んだり、見たり、聞いたりして頭の中に取り入れる行為です。
アウトプットはなにかを書いたり、話したり、実際のものを作ってみたり、問題を解いたりして、自分の頭の中のものを外界に出していく行為です。
両方ともやや意味の広い、曖昧な言葉ですが、上記のイメージを持てていれば言葉の理解としては十分だと思います。
勉強、仕事、人生で成功したければ、インプットすべき?アウトプットすべき?
勉強や仕事に本気で向き合って、いい成果を残そうとする時に、教科書やノウハウ本を読み始めることをひたすら行うひとがいます。
言い換えれば、インプットを非常に重視して、インプットに大量の時間を投下する人です。
一方で、特に教科書も読まずに問題をいきなり解き始めたり、何か知識があるわけでもないのに、ノリと勢いに任せてとにかく仕事や事業をスタートしてしまう。
つまり、アウトプット重視の人です。インプットの時間をあまり割かずに、アウトプットにすぐに移ってしまう人です。
インプット重視、アウトプット重視、さまざまな人がいます。
そのどちらがよいのなんて学校では教えてくれないから、自分で試行錯誤してより良い方法を見つけるしかないです。
またそもそも、物事を習得する過程において、インプットやアウトプットといったことを考えもつかない人もいます(インプット・アウトプットという形で物事を分けて思考していない人など)。
そのため割と多くの人がこのインプットやアウトプットについて、そこまで深く考えずにおろそかにしているケースが多いと思います。
しかし、僕が1000冊以上の本を読んできて、なおかつ自分の周りの成功した人間や失敗した人間をみてきてわかったことは「アウトプットに比重を置く(アウトプットを重視する)人ほど、短期間で圧倒的に成果を出して成功していく」ということです。
例えば、「Books&Apps」というビジネスメディアを運営していて、元コンサル、現経営者の安達裕哉氏は著書の中でこう書いています。
本来「きちんと習えること」など非常に少ない。とくに仕事では予習できないことのほうがはるかに多い。「習ったことがなく、勉強したこともないので、できません」という物言いは、仕事のなかでは許されないことも多い。だから、「仕事ができる人たち」は、「アウトプット中心」のスキルアップの仕方を身につけてきたのだろう。スキルアップのスピードを重要視するなら、「まずはアウトプットを中心に据えること」を意識する。これを知っているかどうかは、けっこう重要な差なのではないだろうか。
安達裕哉. 「仕事ができるやつ」になる最短の道 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.263-268). Kindle 版.
誰にも教わらないけど、「アウトプットを中心に据える」ということは義務教育で教えた方が良いくらいの「真理」であり「成功の条件」なのです。
また、高校時代の序盤は成績が校内で下から2番目だった僕も、「とにかく教科書を読むより前に、まず問題を解く。まず考えてみる。でもほとんどわからないので、解説を読んで、納得する。」という勉強スタイルを繰り返していたら、気つけば偏差値73になっていました。
スマホでいつでも情報が手に入るこの時代、インプットすることは容易です。少し困ったりしたらすぐに調べれば知識を得られるし、勉強もできます。
でも、それはみんなやっていること。あえて一苦労して、アウトプットすることが非常に重要です。
ただ、アウトプットにもいろんな方法があり、やり方が曖昧なので、この記事の後半で方法について触れていきます。
一点注意していただきたいのは、この記事を通してアウトプットを推奨していますが、アウトプットだけしていれば良いのではありません。
僕は、アウトプットかインプットか、という0か100の極論を主張したいわけではなく、アウトプットの比重を思い切り増やした方が良いということを主張したいです。
インプットも必要ですが、アウトプットをしたほうがいっそう効果的ということです。
この記事では、アウトプットの量が少なすぎる人が多いことにたいして、警鐘を鳴らしています。
また、これまで本で読んだり、経験したことから言えることですが、アウトプットを重視することでインプットの質が上がることも間違いない事実と言って良いと思います。
そのあたり、誤解のないように念のため補足しておきました。
勉強、仕事、人生で成功するために、実際に何をどうやってアウトプットする?
アウトプットの重要性はこれまで書いた通りですが、いきなりアウトプットしろと言われても何をしたらいいかわからない人も多いでしょう。
それもそのはず、アウトプットという言葉の定義はやや広く、曖昧だからです。
アウトプットをするための具体的なアクションは、その人の個々の状況によって異なります。
テストでいい点を取りたいのであれば、教科書・参考書を読む手を止めて、「問題を解いてみること」がアウトプットになります。
仕事で新規事業を作りたければ、本を読むのをやめて、実際に小さなサービスを作り始めることがアウトプットです。
陸上選手がいいタイムを出したいのであれば、筋トレや局所的な個別メニューの練習(スタートダッシュの練習や、腿を上げる練習など)をやめて、実際の競技練習をひたすら繰り返すことがアウトプットです。(武井壮も同じこと進めています)
要するに、テストや仕事や陸上のタイムなど、成果を得たい事象があるのであれば、その事象と同じ行為を何回も繰り返すことがアウトプットの具体的アクションのわかりやすい例です。
他にも「勉強した内容を他人に説明してみる」「本で読んだ内容をブログに書いてみる」などもアウトプットの具体的なアクションです。
手軽にアウトプット習慣をつけるならゼロ秒思考から始めてみよう
これまで、インプットの量はほとほどに抑えて、アウトプットの量を増やすことの重要性を書いてきました。
また、アウトプットをするために具体的にどういうアクションを取れば良いのかについても書きました。
しかし、実際に本格的なアウトプットをすることは、少しハードルが高い気持ちもわかります。
「勉強で成果を得るために、教科書を読まずに問題を解く」くらいならまだすぐにアクションに移れるかもしれませんが、「新しい事業をすぐに作り始めてみる」「本で読んだ内容をブログに書いてみる」あたりは、少し腰が重く、すぐに取りかかれない方もいると思います。
そんな方向けにおすすめの方法が「ゼロ秒思考」です。
マッキンゼーというコンサル業界最高峰の企業で実力を培われた赤羽雄二氏から、数年前に「ゼロ秒思考」という本が発売され話題になりました。
それ以来ゼロ秒思考は、「頭を良くしたい」「仕事の質やスピードを高めたい」という方から根強い人気を誇っています。
ゼロ秒思考の方法について著者の赤羽雄二氏が具体的に提示しています。
➀~➃までの流れを1分以内で行ないます。
➀A4の用紙を横置きにする
↓
➁左上にタイトルを書いて下線を引く
↓
➂右上に日付を省略形で記入(例:2020-12-27)
↓
➃タイトルの下に4~6行の本文を書く(各行20~30文字)この4STEPを繰り返すだけです。
Reference: muscle-vintage.com
このゼロ秒思考は、思考を文字に起こすだけのかなり簡単なアウトプットです。
パソコンがあれば、簡単にスタートすることができます。
勉強、仕事、スポーツを問わず、何か成果を出したかったり、人生の目標とすることがある人にとって、まずはここからアウトプットの習慣をつけ始めることが非常におすすめです。
副次的な効果として、頭の回転が速くなったり、思考が整理されたり、モチベーションが湧いてきたり、言語化能力が高まったりするなど、ものすごくメリットの多い方法です。
本ブログの別の記事で、ゼロ秒思考の簡単な始め方や方法について紹介していますので、ご興味のある方はぜひ読んでみてください。
パソコンを使った「ゼロ秒思考」のやり方とは?現役エンジニアがおすすめの方法をご紹介
インプット・アウトプットについてのまとめ
この記事では、インプットに注力しがちな方に向けて、アウトプットの重要性を書きました。
また、アウトプットするための具体的なアクションについても記載しています。
ぜひ、みなさんが求める成果を得て、成功に近づくために役立てていただければと思います。
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