【30代男のアメリカ一人旅・16日目】ニューヨークの街を弾丸で散策

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一ヶ月弱にわたるアメリカ一人旅も16日目を迎えて、後半に差し掛かっている。

各都市に三日程度滞在しては移動しているので、正直慌ただしくて疲れる部分もあるが、非常に刺激的な毎日だ。

目まぐるしく変化する日々の中で得たもの、感じたことを忘れないように今日も日記を綴る。

本日は、丸一日かけてニューヨークの街を散策した。

【アメリカ一人旅16日目・ニューヨーク】自由の女神を見るために無料フェリーに乗船

もともと今日は朝早めに起きてアメリカ自然史博物館に行こうと思っていたが、寝坊してしまい断念。

まぁそんなにめっちゃ行きたいわけでもなかったので、あまり気にせず、自由の女神を見にいった。

宿泊している場所が、ハーレム地区の北側という比較的アクセスが悪めの場所だったが、まぁ地下鉄一本で移動できるので、文句を垂れるほどのことでもない。地下鉄は空いていて座れるし、読書でもしていれば有意義な時間に早変わりする。

地下鉄で50分ほど揺られ、マンハッタンの南端の「South Ferry」という駅で降りて、駅のすぐ近くにある無料フェリー乗り場へ直行。

スタテンアイランドというマンハッタンの南にある地域を目掛けてフェリーが発着している。その道中に、自由の女神を拝むことができる。

30分に一回の頻度で発着しており、片道も30分程度なので、大体合計1.5時間くらいで往復することができた。

結果、大満足。

自由の女神を拝めただけでなく、マンハッタンの街やブルックリンの街を遠目から眺められたので、街中にいるのとはまた違った感動があった。世界一の都市に一人でふらっと来ちゃったな。過酷なブラック労働をしていたサラリーマン時代では考えられないお金と時間の使い方だ。自分自身、まだまだ発展途上だけど、前よりは多少豊かになったな。。などと感慨に耽る。

午後2~3時に乗ったそのフェリーはかなり混み合っており、良いポジションは早めに確保しておかないとうまく写真を撮ったりできないので、自由の女神を拝めるのが船のどちらのサイドなのかをGoogle Map等で早めに把握してポジションを取っておくことをお勧めする。

まぁ往復便があるので、行きがダメでも帰りでみれたりするし、どうしてもいい場所が取れなければ、優しそうな人に一声かけて写真だけでも撮らせてもらうのが吉だろう。

船とかフェリーに乗ると、なぜかわからないけど、過去の出来事などが思い出される。

波や周りの船やカモメたちの様子を見ていると、ぼんやり考え事をするのに最適な落ち着いた脳波にでもなるのだろうか。

今回、あまり気分の良くない記憶が蘇ってきたので、「今に集中しよう、この瞬間をもっと味わおう」と意図的に振り払い、なんとか気分を正常に保ちつつ、自由の女神を拝んだ。

【アメリカ一人旅16日目・ニューヨーク】ウォール街&グランドゼロ (9.11メモリアル)へ

フェリーの発着場から近かったので、徒歩で、世界の金融の中心地であるウォール街と、9.11テロによって崩壊したワールドトレードセンターの跡地グラウンド・ゼロへと出向いた。

ウォール街に着いて街並みを眺めた瞬間、そのあまりのかっこよさに心が打たれた。

ウォール街は、全体的に建物が高くて空が埋め尽くされているような感じなのだが、建物の外見が無機的ではなく少し温かみのある色合いや質感だったので、いやな圧迫感などはほとんどなく、「世界経済を動かすエリートが集う街」という凄みをただただ感じさせた。

この街を眺めていると、

「自分はおそらくこの地で金融系のサラリーマンとして働くことはないだろうが、もしかするといつかビジネスが大成功して大富豪側の人間として訪れるかもしれない。いやむしろそうなれるように頑張ろう!」

という熱い気持ちにさせられた。いつかほんとうに実現しよう。

 

そしてその後、9.11の悲しい歴史を刻んだグランドゼロへ。

なんの変哲もない、良くも悪くも平々凡々な一日を過ごしていて、あたりまえに今日が終わり、また明日がやってくると信じていた人たちの命が一瞬にして奪われた9.11。

こういう悲しい場所に、旅行でくるひとも、来ない人もいるとは思うが、個人的には悲しい場所こそ必ず見ておきたい。

それは、歴史的な過ちを繰り返さないためという大それた理由ではなく、当たり前に過ぎているこのぼくの日常がいつ奪われてもおかしくないことを自覚させてくれるからだ。

いまの自分の日々が、「いつ死んでも悔いのないもの」になっているかを再確認する機会になるとともに、いまこの瞬間への感謝の念を改めて抱くことができる。

グランドゼロに刻まれた犠牲者の名前の中に、多数の日本人の名前が刻まれていることに気づいた。

どこの国の人であっても命の重さが変わらないことは理解しているが、やはり身近な日本人が亡くなっている事実は、悲しさや恐ろしさを一層強く感じさせる。

少し目頭が熱くなった。

【アメリカ一人旅16日目・ニューヨーク】5番街とロックフェラーセンターへ

様々なブランドが集まるおしゃれな街「5番街」と、巨大建造物ロックフェラーセンターを訪れた。

まぁ、ただ通りを歩いて眺めただけなので、大したエピソードもないが、とりあえずニューヨークの街並みを味わえた。

 

【アメリカ一人旅16日目・ニューヨーク】有名ステーキ店「Keens Steakhouse」でマトンを喰らう

アメリカに来てまだステーキを食べていなかったので、NYで超絶有名なKeens Steakhouseへと出向いた。

夕方5時のオープン直後に入ったため並ばずに済んだ。

そこで、おすすめメニューをネット検索したら、なんと牛肉ではなくマトンが有名とのこと。

旅の後半になってくると金銭感覚が少しおかしくなってくる。もういまさらセーブしても焼け石に水というか、もうお金のことは後で悩もう、みたいな吹っ切れたモードになっている。

というわけで、68ドルのマトンを頼み、赤ワインやシャンパンで盛大に一人で堪能しました。

しかし、調査不足であった。マトンは超絶巨大で、明らかに一人前ではなかった。

隣の席の人から「一人で食べるのかい?」的な声をかけられ「Bigger than expected…」と返すなどした。

みごとに、半分程度しか食べられず、店を出た。

【アメリカ一人旅16日目・ニューヨーク】エンパイアステートビルの86階から街の景色を堪能

昨日なぜか入れなかったエンパイアステートビル。今日こそは必ず86階に登って景色を見たい。

おそらく昨日は夜中だったこともあり、あまりビルの構造が把握できず入り口を間違えていた気がする。

今日は何も問題なく中に入れて、展望台へ。

夜景も見たかったが、明日のフライトも早いので夕方18時の景色を見たが、これがまぁすさまじい。

世界一の都市を上から見下ろす気分は、これまでに体感したことのない気分だ。

別に全てを掌握したわけでもないけど、なんか「俺もここまで来たなぁ」みたいな気分になっていた。

とにかく街を一望できる素晴らしい景色なので、次回は夜景にトライしたい。

 

では。

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