2023年5月某日、人生で初めてアメリカのロサンゼルスに来ている。滞在2日目である。
アメリカに入国するまでに、飛行機が遅延して乗り継ぎに失敗して無駄に成田に一泊するなどのトラブルが発生し、初日は疲れ果てていてなにもしていなかったので、まともに街を巡るのは今日が初めてだ。
ブログ執筆時点が朝なので、本日これからロサンゼルスの街を回っていく。
このアメリカの旅は、一人旅だ。
とりあえず出発前には行き帰りの航空券と、ロサンゼルスで3泊分の宿を確保しただけで、これからいく先も特に決めていない。気の向くままに放浪して、いろんな刺激を受けながら、自分と向き合ってみたいと思う。
アラサーにもなって、まだ人生に迷っているのかもしれないが、特に恥じることでもないと思ってる。
人生に迷ってるなら迷ってると素直に認めて、それを少しでも解決する行動を起こしたほうがより納得感のいく人生になるに違いない。
アメリカに来たからには、もちろんアメリカならではの観光名所を回ったり、いろんな国の人と関わりたいと思いつつも、余った時間で自分の仕事や読書、ブログなどにもじっくり取り組んでいきたいと考えている。
日本にいると、日々の仕事に忙殺されてしまい、自分自身や人生について考える時間は十分に取れない。
こんな日々を送っていたらあっという間に老後生活に突入して、「あれ自分の人生これでよかったのかな」とモヤモヤするに違いない。
本ブログは、もちろん誰かに読んでもらえて役に立つことを願うが、主な目的としては自分自身の備忘録や、思考の整理という部分にフォーカスしているので、内容が散漫としているかもしれないがご容赦願いたい。
【アメリカ一人旅1日目・ロサンゼルス】ロサンゼルスでの宿泊
このブログは、筆者が宿泊しているロサンゼルスの「The Steady」というユースホステルにて執筆している。
このホステルはウエストハリウッドにあるため観光地に出向くのに立地もよく、値段も手頃だったのでチョイスした。
まぁ値段が手頃と言えども、アメリカの物価がそもそも高いことと、円安の影響から、一泊だいたい7000円近くはする。(3泊で150ドル)
一か月の滞在期間を考えると、正直宿泊費用をもう少し抑えたいところだが、最低限のQOLを保とうとするとこれくらいはどうしてもかかる。
このユースホステルでは、相部屋に泊まっている。(個室があるのかはそもそも調べていない)
他の旅行客が10人程度と同じ部屋に泊まる。
部屋の中はカプセルホテルみたいになっている。ベッド一つ分の空間が割り当てられ、カーテンで外界と遮断できる。
誰に見られることもなく、落ち着ける空間と言える。
風呂やトイレは共同。キッチンもついていて、食器も自由に使えるし、湯沸器もある。
この暮らしぶりをするのは学生ならまだしも、アラサーになり、日本での暮らしが多少豊かになった今、やや抵抗感があった。
しかしながら、いざ住んでみれば、多少のシャワーの水圧の弱さ等、多少の不便さに目を瞑りさえすれば、割と問題なく暮らせる。
ただこのホステルを含め旅行をもっと楽しむために、強く必要性を感じるのがやはり英語力。
それも、そこそこ聞き取れるとか、読み書きできるとかいうレベルではなく、深く込み入った内容を「話せる」能力だ。
こういう共同宿泊施設では他の住人とちょっとした会話をすることが多い。海外だと尚更フランクに話しかけてくる。
例えば
「このお皿ってきれいかな?」
「冷蔵庫のものって勝手に食べていいの?」
「あ、勝手に食べちゃダメって書いてあるねw」
「トイレ誰か入ってるかな?」
みたいな。
海外の人は息をするようにこういうラフな会話をスタートしてくる。
そして、英語圏同士と思われる人は、そこからもっと会話が広がり、プライベートや仕事の話に発展したり、しょうもない馬鹿話で笑い合ったりしはじめるわけだ。
そんな姿を横目に見ると、歯がゆい気持ちになる。自分ももっと話せたら楽しいのにな、と。
僕自身TOEIC870をとっているが、”英会話”となるとテンでダメだ。
最低限の日常的なやりとりであればなんとかなるが、会話についていくのに必死で、ユーモアを交えたコミュニケーションを楽しむとかはなかなか難しい。
いや本当はやろうと思えばできるのかもしれないが、楽しい会話が途中でスムーズにいかなかったらどうしようとか色々考えだして、恐怖感からためらってしまう。
アメリカ旅を決定してからの一か月程度、ほぼ毎日1時間程度のシャドーイングをして、オンライン英会話もしたが、それでもついていけないところが多々ある。もっと長期間にわたって、重点的にやらないと。
この状況を一刻も早く打開することは充実した人生を送る上での重要課題だ。
【アメリカ一人旅1日目・ロサンゼルス】ロサンゼルス国際空港からウエストハリウッドのホステルまでの移動
ロサンゼルス国際空港についてから、出口すぐのバス停で、FlyAwayという高速バスみたいなので40分ほどかけて、ロサンゼルス最大(?)のUnion Stationという駅へ向かった。
バスに乗るためにはアプリでチケットを買う必要があるが、バス停に行けばアプリのダウンロード方法など書いてあるので簡単に乗れる。
そのあとは、すこしUnion Station付近のリトルトーキョーを見て回ってから、Google Mapで宿までのアクセス方法をチェックし、地下鉄でウエストハリウッドまで移動。
地下鉄は治安の悪さが懸念されたが、無駄金を使いたくなかったのでやむなく乗車。
周りの乗客には、ぐったりして頭から毛布をかぶっている人が3人ほどいたり、なぜか上裸でネクタイをライターで炙っている人(意味不明ですよね笑)がいたりしてヒヤヒヤしたが、途中からまともそうなひとがたくさんのってきて胸を撫で下ろした。の割合が7割くらいで多かったが、こちらが目立つそぶりをしない限りは問題が起きそうにはなかった。
【アメリカ一人旅1日目・ロサンゼルス】ロサンゼルスでの食事
ロサンゼルス到着初日は、ホステルのチェックインが15時からで、ロサンゼルスに着いたのが朝の8時だったから、リトルトーキョーを見たりして過ごした。
一方で、キャリーケースを引き連れ回しながら手軽に食事をできる場所が見つけられなかったので、ウエストハリウッドのマクドナルドと吉野家を食べた。
クオリティは日本とあまり変わらず、感動も何もない。とにかく手早く腹を満たして無事に一日目を乗り切ることに集中した。
【アメリカ一人旅1日目・ロサンゼルス】アメリカ一人旅1~2日目の感想
ひとりで誰とも話さずファストフードを食べたり、ホステルでも海外の人とまともに会話が続かず、ふと思った。
すごく孤独で寂しいなと。
旅行初日にしてこの先が一気に不安になってきた。
アメリカに来ていろんな人と話して仲良くなって、なんなら一緒に観光地回れたらなとか妄想していたのに、話せそうな気配がまるでない。
あまり人と話してないと、どんどん思考がネガティブになっていく。
シンプルにこの旅が楽しいとか、学びがあるとは今のところあまり思えていない。
よくよく考えれば、今まで楽しいことは大体が友達との関係性の中にあったような気がしてきた。
気の置けない仲の友人とふざけ合うのは本当に楽しい。
これまで、食事や旅行もなんとなくいつも楽しかったが、実はその行為自体が楽しいというよりも、友達と一緒にするってことが楽しかったのだろう。
もちろんずっと友達と飲み歩いたり遊んだりしていることがよいかというとそんなことはまったくない。いくら楽しくても、自己研鑽や、目標の達成という意味で自分の時間の割合を増やすことも重要。
ただ、そのように一人の時間を作って何かに打ち込むことも、やはり「みんなといる楽しい時間」があるからこそ輝くんじゃないだろうか。
数千年前の古代ギリシャや古代中国の時代から言われ続けてきた「中庸」の言葉のすごさがわかる。
一人の時間ばかりに偏っても、群れ続けてもだめ。
ほどよく両者を配合して、どちらの利も取ることが大切。
今日こそは、ブログや仕事や読書を十分にしつつ、他人に話しかけてみようっと。
では。
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